どうも。ローカル実業家の北川哲平です。
俯瞰(ふかん)とは、
全体を上から見ることで、高い所から見下ろすという意味です。
中学校のとき野球をやっていたんですが、
野球が上手い人って身体能力が高いだけじゃだめなんですよね。
どんなに速い球が投げれるピッチャーでも、
同じスピードの球ばかり投げていては、
バッターも目が慣れてしまうんで、打たれやすくなってしまいます。
なので、緩急をつけるみたいな言い方をしますが、
早い球だけでなく遅い球を投げてみたりします。
早い遅いだけでなく、高めや低め、外側や内側、直球だけでなく変化球も混ぜながら
バッターを揺さぶっていきます。
過去にどの球を投げたから次どの球を投げれば打たれにくいか、
最後は、あの球で締めたいから、その球に効果を出させるためにも次はこれでいっとくか。というように、
時間を俯瞰しながら、通常は、キャッチャーがサインを出してピッチャーに投げてもらうことで、ゲームをつくっていきます。
ツーアウトランナーなしで、
次のバッターは、あまり打たないバッターだから、
今のこのバッターとは積極的に勝負しないでおこう。など
場所を俯瞰する力も要求されます。
他にも、
いかにも打ちたいという感情を全面に出しているバッターに対しては、
あえてボール球を投げて空振りさせるとか、
感情も俯瞰すべきです。
野球中継の醍醐味って、力強さやスピードよりも、
この俯瞰の攻防を見る様が面白かったりします。
がっつり野球を例に挙げましたが、ビジネスでも同様です。
物事には順序があるので、時系列を意識したり、
期限を意識して仕事をする際は、時間を俯瞰するという発想が必要でしょうし、
自分がやりたいことをやれば良い訳じゃなしに、状況に応じて今自分が何をすべきか。
ひとつの業務を完結するのに、何も自分が作業する必要がなかったりするなど、
物理的な空間、場所を俯瞰するということも必要です。
また、
人を指導するときは、
怒るのではなく、叱れとよく言われますし、ごもっともですが、
人間には、感情が優先されてしまうこともあるよな。という感情を俯瞰することでより冷静に行動できたりします。
突然ですが、
みなさんが、姫路にある北川の会社に来ることになったとして下さい。
知らない場所に行くときに、地図なりカーナビを見たりしますよね。
遥か上空から見下ろして、
まさに俯瞰して判断すると、行ったことのない目的地ですら視野に入りますよね。
成功されている方は、いつも客観的、俯瞰的に物事を捉えられています。
ということで、
成功者の思考パターンのひとつとして、
「俯瞰思考」を紹介させて頂きました。
参考にして頂ける方は、参考にしてみて下さい。
俯瞰(フカン)すれば、行ったこと無い場所に行ける件 経営コンサル(究極の逆算®)