昨日、姫路レザー事業の初陣に挑んできた北川です。
初陣にしては、大満足な成果と手応えを感じる一日になりました。
ご挨拶させて頂いた方々と、
理念や情熱、自分たちが目指すストーリーを共感頂くことができ、
取引頂けるというご意思だけでなく、
事業自体をぜひ協力させて頂きたい。とまで言って頂き、
今後の当事業への手応えを感じているところです。
これからお伝えすることは、実話です。
現在、皮革業の多くの企業が、大手商社にボコボコにやられています。
姫路は全国どころか世界屈指の皮革素材の生産地で、
地場産業として数百もの工場が存在します。
歴史的背景もあるのですが、
皮革業者の大半は、大手商社がメインの得意先で、
大手商社しか売り上げが無いというところも多く存在します。
商社に革を販売しても入金サイトは、4か月。
長い所では6か月。
資金繰りが厳しいからすぐに入金してほしいと依頼すれば、
「歩引き」という他の業界では聞いたことない慣習があって、
取引代金の数パーセントを手数料として、引いて入金してきます。
そんなのまだ序の口で、
納品した商品が意味のわからない理由で返品され放題で、
半年前に納品した革に文句を付けられて返ってきたり、
ひどい時は靴などに加工された製品が返ってきます。
靴に加工するための加工代まで上乗せされて、請求が来て、姫路の業者が負担します。
歩引きや理不尽な返品。
下請け法を知らない訳ではないのに、
なんでそんなものまで負担するのか。
断ると大手商社が抱える売上すべてを失うから。
商社の担当者個人が悪いとは思いませんが、
現状の仕組みが悪いです。
皮革の知識もさほど無い大手商社の担当者を挟むと、
受注内容がブランドメーカーの意図に沿うものかも微妙で、
事業的優位性を盾に、ろくな検品もせずに、
OEM会社など、革素材を加工する工場に送り、
ブランドメーカーに渡る際に、トラブって、そのツケを姫路の業者がかぶるという訳のわからない構図です。
もちろんすべての業者に当てはまる訳ではありませんが、
まだまだ多く見られる状況です。
おかげで、ここ数年、
姫路の皮革業者自体が続々と倒産しています。
ただ個別の企業単位で、皮革業者自体が目立った動きをしようものなら、
既存の取引にどんな影響が出るかわかりません。
だからこそ皮革業者ではない北川や、
バリバリのアパレル業の金谷 亮佑氏とともに、
多くの皮革業者のバックアップを得て、
大手商社を介さない、姫路初の商社を立ち上げた次第です。
理念は『職人と職人を繋ぐ』
皮革の素材、材料をつくる人と、
靴や鞄、財布や家具など製品をつくる人。
職人と職人がダイレクトに繋がれる仕組みができれば、
納品後の検品は到着後7日以内。
これって当たり前になりますよねw
大手商社がかまないので安価で、
多くの製造工場のバックアップがあるため、
取扱革種、色・厚さ・型押し・特殊加工、対応可能パターンは日本一。
こんなホームページです。
https://leather-himejihonjin.com/
姫路発で姫路初の商社にご声援頂けると幸いです。
「靴や鞄、財布、小物、家具、衣料品などで、
オリジナルブランドのメーカーの方など、
『革素材の仕入れがある業者』
またはその方と繋がれる方」
をご存じの方がおられましたら、お声掛け頂けますと幸いです。
どんな些細な情報でも構いませんので、
なにとぞ宜しくお願いいたします<(_ _)>
こだわりを尖らせて突き抜ける。
職人気質な方が活躍できる世界を目指して、
自分自身も経営の職人になる所存です。
いつも感謝です。それでは、どうもです。
姫路発で姫路初の気分
男、北川。職人と職人をつなぐ件 レザー姫路本陣(企画・製造・販売)