【福祉事業部】早期発見チェックリスト(ホーム長用)

    このチェックリストは、障害者虐待の早期発見を促すために、職員が日々の支援において留意すべき着眼点を虐待の種類別にまとめたものです。虐待の予兆や発生に対する気づきを高めるための取り組みとして活用していきます。
    ホーム長は以下の項目をチェックしてご提出ください。

    提出日:
    ホーム名:

    ⑴「身体的虐待」発見のポイント
    ・身体に原因や理由が明らかでない不自然な傷・あざ・火傷(跡)がある。


    ・以前に比べて家族や他の利用者、また、職員等への応対や態度が変わった。
    (例)急におびえる、少しの動きにも身を守るような素振りをとる。


    ・特に体調不良でもないような場合に、職員とのコミュニケーションが急に少なくなる等の変化がある。


    ・急に周りの人に対して攻撃的になることがある。


    ⑵「心理的虐待」発見のポイント
    ・自傷、かきむしりなど自らを傷つけるような行為が増えている。


    ・生活リズムが急に不規則になった。(睡眠、食の嗜好、日課等の変化)


    ・身体を萎縮させるようなことがある。


    ・突然わめいたり、泣いたりすることが多くなった。


    ・過食や拒食等、食事について変化が見られる。


    ・以前よりも意欲がなくなったり、投げやりな様子になっている。


    ・体調が悪いと訴える機会が増えている。


    ⑶「性的虐待」発見のポイント
    ・人に対して嫌悪感を抱いているような態度や言動をとることが増えている。


    ・人に触れられることを極度に嫌がることが増えたように感じる。


    ・歩行がいつもより不自然であることや、座った姿勢が保てないようなことがある。


    ・原因や理由が明らかでない肛門や性器からの出血・傷がある。


    ・急に怯えたり、恐ろしがったりする。また、人目を避けるようなことがある。


    ・一人で過ごす時間が増えている。


    ⑷「経済的虐待」発見のポイント
    ・年金等があるにも関わらずお金がないと訴えることがある。


    ・お金を引き出すことが頻繁である。

    ・サービスの利用料や生活費の支払いができないようなことがある。


    ・知人や友人に誘われて夜間出歩くようになっている。


    ・今まで付き合いのなかった人がホームに出入りしている。


    ・出費を伴う外出や娯楽の機会が急に減ったように感じる。


    ⑸「放棄・放任(ネグレクト)」発見のポイント
    ・食事を摂っていないように見えたり、空腹を頻繁に訴えることがある。


    ・劣悪な衛生状態や衛生環境にあると感じられる。
    (例)異臭がする、髪や爪などが伸びたままで汚い、衣服が常に同じ。


    ・いつ見ても皮膚に湿疹や、オムツかぶれがあるように見られる。


    ・整容に対して無頓着、あるいは拒否が多く見られる。


    ・自分や他者、物に対して投げやりな態度が見られることがある。