みなさん、
待機児童よりも切実な社会問題があることをご存知でしょうか?
(もちろん待機児童も切実です)
「親が亡くなっても子どもが幸せに暮らせるよう、住まいの場を整えてほしい」
障碍のある方が、自宅で同居する親の高齢化が進む中、
普通に生活を送れる「我が家」への入所を希望する待機者が増え続けています。
過疎地や僻地の大規模施設への収容が健常者とのギャップを生んできたと、
国は大きく政策を転換させ、「共生社会の実現」や「可能な限り身近な地域で必要な支援」を理念にした『障害者総合支援法』が2013年に施行されています。
過疎地に大規模施設は作らないのに、
市街地に小規模施設がなかなか増えない。
根本的に障碍者の方が入所できる施設が定員をオーバーし、
障碍のある子供が成人しても、親が同居せざるを得ない。
高齢化が進むしかない人口構造を持つ日本では、80代の親が60代の子と同居し、
死ぬに死ねない思いで日々を送られている方が全国に物凄い数います。
親が高齢化しなくとも、現役時代の人生も大きく変わってしまう。
北川自身は、これまでこの問題を意識したこともありませんでした。
住み慣れた市街地で、できるだけ小規模で、普通の生活を送るための施設『障害者グループホーム』というものが著しく不足しているという話を聞く機会がありまして、そんなに大変な状況なのかと、
実際に北川の住む姫路市と、生活圏である近隣のたつの市、揖保郡太子町に問い合わせてみました。
実数をデータ化されているものは無いとのことでしたが、
障害者グループホームに入居を希望される方が、この地域だけで数千人以上は確実に待機されているようです。
そもそも、太子町全域とたつの市の南部(揖保川町、御津町)には、大規模施設はあるものの小規模な障害者グループホームは現時点で存在しないとのこと。
こんな状況が全国津々浦々にあるとのことですが、せめてこの地域だけでも現状をなんとかできないものかと、いろいろ考えましたが、 自分の会社で障害者グループホームを運営するのが早いなという結論に達しました☆彡
今後も変わらず経営コンサルや、WEBでの営業代行事業を通じて、世界展開を目指していきますが、
この状況を作って頂いた第2の故郷に感謝し、
わずかでも地域に貢献できれば、
障碍者とそのご家族の、生活や社会参加を支援できれば、
そのような思いで2018年6月に入居募集が開始できるよう、準備をしていこうと思います。
兵庫県姫路市に拠点を置くReクリエイト株式会社は、
たつの市御津町、揖保川町、揖保郡太子町と隣接する『姫路市網干区』に障害者グループホーム用の一軒家を購入しました。
近畿の方であれば、たぶん一度は見たことのある『姫路方面網干行き』のあの『網干』です。姫路市の西の端のエリアです ^^) _旦~~
ちなみに、
不動産を決める過程の中でも、いくつかマジかと思うような障碍を持った方に対する差別が世の中に存在することも認識しました。
また、一般的な事業とはまったく異なり、介護事業ともまた違う『福祉事業』ならではのノウハウがかなり多いことも合わさって、なかなか整備が進まないんだと思われます。
当社、福祉事業の経験はまだございません。
また、あまりにも小規模で、当初は4名の方しか受け入れることができません。
会社や個人の単位でもむしろOKですので、
何かしらご協力頂ける方や、姫路市、たつの市、太子町で福祉関係のお仕事をされている方をご存じの方がいれば、
ご紹介頂けると非常にありがたいです。
また、一企業でできることには限界があります。
今後、理念に共感頂ける方々とともに企業団を結成して、それぞれが運営する障害者グループホーム間の協力体制や情報共有などができる仕組みも整備できれば、
自分たちの住む地域で、この問題が根本解決できるのでは、そんな思いです。