ミッフィー、今回の消費税改正には時限爆弾がセットされている件 Reクリエイトの諸々 経営コンサル(究極の逆算®)

 

今日から新税率10%初日の10月1日なので、それっぽい投稿をします。

今はベトナムのハノイから投稿してますが、本日10月1日朝6時の始発の新幹線に乗ったので、消費税10%、体感済みです☆彡

2%の上昇でも、物の値段は2%を超えて上昇↑↑

かつて100円で買えていた缶コーヒーが、消費税導入で110円になり、5%へ増税時に120円、8%へ増税時に130円。こんな感じなことが、ほぼ全品目で起こります。

勘違いしてはいけないのは、
食品(+新聞w)の消費税が8%のままなのに、
その食品を加工する機械や梱包資材、光熱費すら10%に上がる。

値上げしないと利益が維持できないけど、食品の値上げはなかなか理解されにくい。

毎日のように軽減税率の対象かどうかって、メディアで紹介されてますが、複雑で、理にかなってなくて、理念があいまいな制度。
これ誰が得するんでしょうw

会計や税務行政の公的手続きがかなり煩雑になるので、レジ屋さんやシステム屋さんが特需になって、税理士や公務員の仕事が増えると言ったとこでしょうか。

『軽減税率』という愚策で、事業者を中心に多くの日本国民は社会的コストを負ってしまうことになりました。
このタイミングで食品の値上げは理解されにくいと、食品加工の事業者も大変って先にも言いましたが、

この改正で不意打ちのビンタ、または時限爆弾をくらうのは、『飲食業』と『建設業』と見てます。

飲食店が大変なのは、お店の売上が10%の消費税がかかるのに、経費の大部分は食品8%。
消費税は、売上の消費税から、経費の消費税を引いて税務署に払うわけですが、
軽減されなければ引けていた税率2%部分は、そのまま税務署へ。

事業をやっている方でないと分かりにくいかもですが、この増税感は半端じゃないですよ。

おそらく1年後あたりから問題になるんじゃないでしょうか。
(消費税の納付額が、今までの数割程度しか上がらないって思ってるお店、きっと多いですよ。)

それと今回の消費税法改正には、中小事業者を破壊する威力を持つ制度改正が含まれています。
2023年10月に爆発(施行)するようセットされてます。
軽減税率が導入されたことで、8%と10%の取引を区別するために、請求書の方式がインボイス制というものに変わるんですが、

これによって区別されるのは8%と10%だけでなく、『消費税を払っている業者かどうか』も区別されます☆彡

原則、2年前の売上が1000万円もない零細企業は、別に消費税は払わなくても良いよ。という制度があります。

それなのに、今までは。
売上側は消費税を払っていないのに、
その免税事業者に払った相手側は消費税が控除できてしまう。
という訳が分からない制度になってます。

今現在は相手が消費税を払ってるかどうか。
そんなこと分かるはずが無かったので、仕方ないんですが、それが、2023年10月から分かるようになります。
& その零細業者にお金を払っても消費税が引けなくなります。

この影響を強く受けるのは、一人親方を多く抱えている『建設業』
会社によっては、半端じゃない負担増になります(^^ゞ

まあ、この話で負担増になるのは、建設業だけじゃないですが(^^ゞ

これを知らずに決算組んで、『想定外』の税負担で倒産。
警鐘を鳴らすために投稿してますが、全国で何社も出てくると思いますよ。

この制度を知っている企業の当然な経営判断としては、
同じ1万円を払うんだったら、
消費税を10%控除できる業者(消費税を払っている業者)と取引したい。

零細企業を外していく、選びにくいという話にはなるかと思います。

ちなみに売上が1000万円なくても、だったら消費税を払いたい!っていう方向けの課税事業者の届出という制度もあります。

この話は、かなりおかしかった制度が、至極真っ当な制度になるだけなんですが、
この制度変更で廃業するところが絶対いっぱい出ます。(排除されるケースでも、税金が負担増になるケースでも)
いずれにしても、今回の消費税法改正は、会社経営の難易度を幾分上げるものになりそうですね。

それと業務連絡ですが、
これまでは北川の会社ではリラックマ切手を使ってましたが、今日からはミッフィー切手になります。

そういえば、ハノイにいるのは、ラオスに行くのにトランジットで立ち寄ってるだけなんですが、飛行機待ちの時間にちょちょっと投稿してます ^^) _旦~~

そういうことで、長文ご覧頂き感謝です!
いつもありがとうございます<(_ _)>